Power BI のフォントをどう選ぶ?見やすいレポートを作るためのおすすめとポイント

データをわかりやすく伝えるうえで、意外と見落としがちなのが「フォントの選び方」です。Power BI ではさまざまなフォントを使えますが、適切なフォントを使えば、レポートの読みやすさやデザイン性が格段に向上します。この記事では、Power BI で使いやすいおすすめのフォントと、フォント選択時に押さえておきたいポイントについて解説します。


1. フォント選びの重要性

  1. 可読性の向上
    数値やテキストが見やすければ、ユーザーが必要な情報を瞬時に理解できます。フォントサイズや種類がバラバラだと、視認性が悪くなり、レポートの活用度が下がってしまいます。

  2. ブランドイメージの統一
    企業ロゴやコーポレートデザインに合わせてフォントを選ぶことで、統一感が生まれ、外部へのプレゼンテーションやレポート配布時にもプロフェッショナルな印象を与えられます。

  3. デバイス表示を考慮
    PC、タブレット、スマートフォンなど、表示先によってはフォントの大きさや可読性が変化します。視認性を高めるフォントを選ぶのがポイントです。


2. Power BI でおすすめのフォント

  1. Segoe UI

    • Microsoft が標準的に採用しているフォントで、Windows 環境との親和性が高い。
    • シンプルで現代的なデザインで、文字幅も安定しているため、インターフェイスや数値の表示に適しています。
  2. Arial / Calibri

    • オフィス系の文書で広く使われる定番フォント。
    • Arial は画面上で読みやすく、レポートの文字がぎゅうぎゅうに詰まることも防ぎやすい。
    • Calibri は Microsoft Office の既定フォントとして親しみがあり、ビジネス文書にぴったりです。
  3. Verdana

    • 文字間隔がやや広めで、ディスプレイ表示に最適化されたデザイン。
    • 小さなサイズでも可読性を保ちやすいので、狭いスペースにデータを詰め込む場合にも使いやすいです。
  4. Meiryo(メイリオ) [日本語環境の場合]

    • Windows に標準搭載されている日本語フォントで、Web や画面表示向けに調整されている。
    • 文字がクリアに表示されやすく、日本語のビジュアルには相性がいい。
    • ただし、メインが英数の場合、英数字の形状がやや幅広く感じるケースもあるため注意。
  5. Noto Sans CJK

    • Google と Adobe が共同開発したオープンソースフォント。日本語・中国語・韓国語を含む多言語に対応し、文字幅や形状が統一感を持って設計されている。
    • メイリオと同じく日本語表示もきれいにこなせる。

3. Power BI でフォントを変更する方法

  1. ビジュアルごとの書式設定

    • レポートビューでビジュアルを選択 → [書式] → [タイトル/データラベル/軸] などにフォント設定項目があります。
    • フォント ファミリやサイズ、色を一括で変更可能。
  2. テーマ (JSON) ファイルの活用

    • テーマ機能を使えば、レポート全体のフォントや色を統一できます。
    • 独自の JSON ファイルを作成し、「textClasses」の箇所でデフォルトのフォント ファミリを指定すると、全ビジュアルに適用されます。
  3. Power BI サービスでの表示確認

    • Desktop で設定しても、実際にはサービス上で微妙にフォントが異なって見えるケースも。特にデバイスや OS ごとの差があり得るので、最終確認を忘れずに。

4. 選択時の注意点

  1. 日本語と英数字のバランス

    • 日本語主体なのか、英数主体なのかによって最適なフォントは変わります。混在する場合は、見た目や行間を確認しましょう。
  2. ユーザー環境に存在するフォントを使用

    • 一部のカスタムフォントは、相手の環境にインストールされていなければ正しく表示されません。
    • Power BI サービス上で使えるフォントは限られているため、標準的なフォントを使うのが無難です。
  3. サイズと行間(ライン スペーシング)の調整

    • フォントを変えただけで文字が見切れる場合もあるため、ラベルの行幅やボックスサイズを再調整し、レイアウト崩れを防ぎましょう。
  4. 配色や背景とのコントラスト

    • フォント自体だけでなく、背景色や他のビジュアル要素とのコントラストが重要。
    • メリハリのあるカラー設計で、可読性を確保します。

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まとめ

Power BI でフォントを選ぶ際は、可読性・デザイン性・ビジネス要件 を総合的に考慮することが大切です。

  • おすすめのフォント: Segoe UI、Arial、Calibri、Verdana、メイリオ(日本語)など。
  • 選定ポイント: 視認性、企業ブランディング、ユーザー環境での互換性。

フォントを最適化すれば、レポート全体が見やすくなり、ユーザーのストレスを大幅に減らすことができます。さらに細かなデザイン調整や DAX で高度な分析機能を導入すれば、ビジネス上の意思決定を大いに助けるレポートが完成します。もし運用で困ったら、無料相談やセミナーで専門家のアドバイスを得て、さらに魅力的なレポートを作ってみてください。

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