併売分析(バスケット解析)というマーケティング手法を知っていますか?マーケティング領域のデータ分析ではよく使われる分析手法のことです。今回はそんな併売分析(バスケット解析)を活用事例とともにご紹介します。
併売分析(バスケット分析)とは?
併売分析は、バスケット分析とも呼ばれ、データマイニングで用いられる解析手法の一つです。一般によく一緒に買われる商品の組み合わせを見つけるためのデータ分析手法のことです。
併売分析(バスケット分析)の事例とは?
分析結果は、併売キャンペーンの選定、商品の仕入れ、店内のレイアウトや棚割りなどを考える際に役に立ちます。具体的には、普段からワインやチーズが一緒に購入されていたりします。クリスマスには、そうしたことが事前に理解されていれば、チーズとワインをセットで販売するアプローチを企業はとります。
商品が販売された時間帯や曜日、季節などのデータと顧客の購買履歴と紐づけることで、「30代女性で働いている独身者は500mlのペットボトルの飲料水を週末にまとめて購入する」といった時間別/時系列の分析を、顧客層ごとに行うこともできます。
他にも、商品Aを購入した人に、別商品に関するプロモーションを行うことで、顧客の利便性や満足度の向上とともに、トータルの売上げ向上などを目指すこともできます。ECサイトなどであれば、メルマガによる商品訴求やクーポンの配布、次回サイト訪問時に商品レコメンドを行う企業も多いのではないでしょうか。
併売分析(バスケット分析)の代表的事例とは?
有名なバスケット分析のエピソードとしては、米国の大手スーパーマーケット・チェーンで販売データを分析した結果、顧客はおむつとビールを一緒に買う傾向があることが分かりました。調査の結果、子供のいる家庭では母親はかさばる紙おむつを買うように父親に頼み、店に来た父親はついでに缶ビールを購入していた。結果として、この2つを並べて陳列したところ、売り上げが上昇したようです。
Power BIでも併売分析(バスケット分析)が可能なのか?
Power BIでも併売分析(バスケット解析)は可能です。例えば、
- どの程度の人が二つ商品両方を購入したのか?
- 商品1を買った人は、他にどの商品を購入しているのか?
Power BIでは、サンプルデータを用いてデータソースを設定し、バスケット分析を行う為の幾つかの手法、ビューの表示を行うことが可能となります。
終わりに
いかがでしたか。Power BIでも併売分析は活用できますので自社でも使えるかどうかなど検討してみてはいかがでしょうか!
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