特にインターネット関連企業は、私の在籍していた上場IT企業でもデータドリブンを重要視しています。データドリブンな経営をしている企業が増加しているのをご存知でしょうか。
データドリブンとは?
データドリブンとは、営業や売上、マーケティングなどのデータに基づいて判断・アクションすることです。データドリブンはデータ分析で、より費用対効果の高いアクションに繋げることができるのでためとても重要だといえます。
IT企業は一般に対面での接客ができないことが多く、顧客の行動分析をデータ分析に頼るしかなく、各種施策を検討する必要が出てきます。しかしながら、面白いのは、ここ数年で、老舗と言われる企業がデータ分析や AI に関する専門部署を設ける動きが活発化しているのです。また、これらの部署や専門家に対して高い年収を提供する企業が増えています。例えば、ソニーやDeNA、NECなどGoogleで検索すると複数出てきます。
データドリブンを置く組織とは?
例えば、日立製作所は2021年までにデータサイエンティストをこれまでの4倍・3000人採用すると発表しました。全てのモノがネットにつながるIoT基盤「ルマーダ」を活用した提案サービスを充実させるなどこれまでにないアプローチです。
またスキル育成のために、スキルや育成要件の整備を進んで進めているようです。他にもデータサイエンティストとして力のある研究者との連携を進め、プロフェッショナルコミュニティーなる組織を立ち上げているようです。
なぜこのような取り組みが進んでいるのかというと、発注元・先にデータサイエンティストのようなスキルに強い人材がこれまで足りていなかったのだと考えられます。両者のブリッジとなるプロジェクトチームを組めるような組織編成をこれから目指すためにも、こうした人材を早い段階から育成・強化しているようです。
したがって、これからは担当業務のスキルに加えて、データ分析できかつ問題解決できる人材が求められていくようになりそうです。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32066320R20C18A6TJ2000/
企業が発信するデータサイエンティスト・プログラムや大学でもデータサイエンティスト育成プログラムが人気
Data Science BOOTCAMPをご存知でしょうか?これはデータサイエンティスト育成プログラムです。『SOMPOホールディングス』と、デジタルハリウッドが運営するエンジニア起業家の養成学校『G’s ACADEMY TOKYO』が連携し、1.5ヵ月の短期集中でData Scienceのツールを学んだのちSOMPOホールディングスが保有するビックデータを活用します。SOMPOホールデンクスが提供するデータを利用したシュミレーションのプロジェクトを経験し、データサイエンティストを養成します。プロジェクト期間中は、一流のメンターからのサポートを受けることが可能で、初学者が分析を行う際に発生する問題点を熟練者のサポートにより解決しながら、効率良く知識を習得することができます。大企業がこうしたデータサイエンティストなど取り組みを始めているのは中々新鮮ですよね。
こうした取り組みは今までなかったものではないでしょうか?
また、大学では、慶應義塾大学SFCでは、データサイエンス関連科目は研究会(ゼミ)でのプロジェクト中心型の学修に必須の科目として学習するようです。R統計などを早い段階から学習し将来のマーケッター・研究者の素養を早い段階で育成しているように見受けられます。
データドリブンはPower BIとも相性が大変良い
Power BIを活用してインサイトを出し、データドリブンにつなげる企業も最近ではかなり増えてきている印象です。私が在籍していたIT企業や友人の会社でも導入が盛んに行われています。やはり、Power BIはコストも安く、ビジュアライズに強く、インサイトを見つけやすいので大手の企業から中規模の企業までこれまで以上に導入していくのではないでしょうか。
データドリブンやPower BIについて・終わりに
データは理論的な背景を学んでいても、有効活用できないケースも多いです。
やはり理論と実践を常に行き来する環境が大切です。是非、Power BIを活用してデータドリブンを体験してみてはいかがでしょうか。
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