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Power BI のレポートが現場で使われなくなる理由のひとつが、「欲しい数字にたどり着くまでが長い」ことです。データ量が増え、部門や拠点、商品、担当者などの切り口が増えるほど、見たい状態に絞り込む作業が重くなります。そこで効いてくるのが検索機能です。
検索といっても、単にキーワードを打って探すだけではありません。選択肢が多いスライサーを素早く絞る、フィルターの値を見つける、レポートやデータセットそのものを探す、自然文で質問して必要なグラフを出す、といった複数の使い方があります。さらに、検索を前提にしたレポート設計にしておくと、利用者が迷いにくくなり、問い合わせも減ります。
ここでは、Power BI の検索機能を「どこで」「どう使うと」「何が良くなるか」を、実務のシーンに合わせてまとめます。難しい言葉を増やさず、レポートの使い手と作り手の両方に効くポイントを中心に整理します。
スライサーの検索で「選択肢が多すぎ問題」を解決する
スライサーは最も身近な検索の入り口です。顧客名、商品名、案件名、社員名など、候補が多い列をスライサーで選ばせようとすると、スクロール地獄になりがちです。ここで検索が使えると、入力してすぐ候補を絞れます。
使いどころが多いのは、次のようなケースです。
・顧客名や取引先名から、1社だけ素早く選びたい
・店舗名を入力して、該当店舗の推移を見たい
・商品名の一部を入れて、該当商品の売上を見たい
・社員名から本人だけ選んで、人事系の指標を確認したい
設計のコツとしては、スライサーを「ドロップダウン型」にすると、検索が自然に使われやすくなります。リスト型で候補を全部見せるより、検索前提の操作に寄せられるからです。候補が数百を超えるような列は、最初から検索前提にしておく方が体験が良くなります。
また、検索で見つけやすくするには「表示名の整形」も効きます。例えば、店舗コードと店舗名を一緒に表示する、表記ゆれを減らす、全角半角やスペースを揃える、といった工夫です。利用者は正式名称を覚えていないことが多いので、入力しやすい形に寄せるだけで探す時間が減ります。
注意点として、検索できても「候補が多すぎて表示自体が重い」場合があります。特に DirectQuery のレポートで、候補の取得に都度クエリが走ると、スライサーを開くだけで待たされることがあります。こういうときは、顧客や商品などのディメンション(マスタ)を用意して候補取得を安定させる、検索対象の列を必要最小限にする、階層で段階的に絞れるようにする(地域→店舗、カテゴリ→商品など)といった設計側の対策が効きます。
フィルターペインの検索で「フィルターが多いレポート」を扱いやすくする
レポートが育つと、ページフィルターやビジュアルフィルター、レポートフィルターが増えます。利用者にフィルターペインを開かせる運用にしていると、「どこに目的のフィルターがあるか分からない」という状態になりやすいです。ここでフィルターペイン内の検索が役に立ちます。
フィルターペインの検索は、次のような場面で効きます。
・フィルター項目が多く、目的の項目までスクロールするのが大変
・同じような名前の項目が並び、見つけづらい
・レポート作成者が設定したフィルターを利用者が確認したい
・「どんな絞り込みがかかっているか」を点検したい
作り手側の工夫としては、フィルターペインに出す項目を厳選するのが基本です。何でも出すと便利そうに見えますが、利用者は迷います。よく使うものはスライサーに出し、たまに使うものだけフィルターペインに置く、という役割分担にすると、検索の負担が減ります。
もうひとつ効くのが、フィルターの種類です。文字列列をフィルターする場合、「次を含む」のような条件で、利用者がテキストを入力して絞れる場面があります。これは実質的に検索として使えます。候補が多すぎる列をスライサーに出すのが難しい場合、フィルター条件入力で代替できることがあります。ただし、利用者に入力ルールが伝わっていないと混乱するので、ページ上に簡単な案内文を置くなど、使い方を見える形にしておくと運用が安定します。
フィールド(列)を探す検索で「作る側の時短」をする
レポート作成者側の検索として、フィールド(列)を探す検索も重要です。モデルが大きくなると、フィールド一覧から目的の列を探すだけで時間が溶けます。
この検索が効くのは次のような状況です。
・売上明細だけで列が数百あり、目的の列を見失う
・同じ意味の列が複数あり、どれを使うべきか迷う
・メジャーが増え、一覧が長くなる
・日付列、コード列、名称列など似た列が多い
作り手側ができる対策は、検索に頼り切る前にモデルを整理することです。不要な列は取り込まない、使わない列は非表示にする、メジャーを専用のテーブルにまとめる、表示名に接頭辞を付けて揃えるなど、探しやすい構造に寄せるだけで作業速度が上がります。検索機能は強いですが、探す対象が増え続ける設計だと、検索しても迷いやすいです。
Q&Aで「自然文検索」の入口を作る
検索機能の中でも特徴的なのが Q&A です。自然文で質問すると、データに基づいた表やグラフを出してくれる仕組みです。うまくはまると、利用者は「レポートを探す」から「質問して得る」に変わり、定型レポートに載っていない切り口でも自分で確認できるようになります。
Q&A が向いているのは、次のような要件です。
・利用者が見たい切り口が日々変わる
・レポートを増やしすぎたくない
・都度、簡単な集計結果だけ出せればよい
・分析の入口として、まずざっくり傾向をつかみたい
一方で、Q&A は何もしないと当たり外れが出やすいです。精度を上げるには、作り手側で「質問される前提のモデル」に整えておくのが効きます。たとえば、列名を分かりやすくする、略語や言い換えを想定して同義語を揃える、使わせたくない列は隠す、集計の単位(合計・件数など)を整える、といった準備です。Q&A は魔法というより、整ったモデルほど賢く振る舞う仕組みだと考えると扱いやすくなります。
運用のコツとしては、いきなり全社に開くより、まずは対象領域を絞って成功体験を作ることです。例えば「売上」「案件」「勤怠」など、指標が比較的分かりやすく、質問パターンが定型化しやすい領域から始めると、Q&A の価値が出やすいです。
サービス上の検索で「コンテンツ迷子」を防ぐ
Power BI を組織で使っていると、レポート、ダッシュボード、データセット、ワークスペース、アプリなどが増えます。ここで起きやすいのが「どれを見ればいいか分からない」問題です。サービス上の検索は、利用者が目的のコンテンツにたどり着くための最後の砦になります。
ただし、検索が機能するかどうかは、名前と整理の状態に大きく左右されます。検索機能があるのに探せない組織の典型は、命名がバラバラで、公式と非公式が混ざっている状態です。
探しやすさを上げるには、次のような運用が効きます。
・命名ルールを揃える(部門名、用途、環境などが見える名前にする)
・公式レポートの置き場所を決める(公式はアプリで配布するなど)
・説明文や概要を丁寧に書く(検索結果で判断しやすくなる)
・似たレポートを増やしすぎない(乱立すると検索しても迷う)
・公式データセットを決め、そこに寄せる(数字定義の迷子が減る)
検索機能そのものより、探せる状態を作ることが重要です。検索は整理された棚があって初めて効きます。
検索前提のレポートにするための設計パターン
検索機能は使い方を教えるだけでなく、レポートの設計で使いやすさが決まります。ここでは、検索前提にすると効果が出やすいパターンをまとめます。
候補が多い項目は「検索用スライサー」を用意する
顧客名、案件名、商品名などは、検索できるスライサーに寄せます。ページの目立つ位置に置くと、利用者が迷いにくくなります。
絞り込みは段階的にする
いきなり顧客名を探させるより、地域→業種→顧客、カテゴリ→ブランド→商品、のように段階で候補を減らすと、検索が楽になります。検索は最終手段、前段の絞り込みは準備、という形にすると操作が軽くなりやすいです。
検索結果を受ける「詳細ページ」を作る
検索で1件を選んだら、その対象の推移、内訳、関連指標がまとまって見えるページに飛べるようにすると、利用者の行動がスムーズになります。探す、選ぶ、詳しく見る、の流れを作るイメージです。
選択された対象が画面上で分かるようにする
検索して選んだのに「何を選んでいるか」が分からないと不安になります。選択中の顧客名や店舗名をカードで表示するだけで、ミスが減ります。
最終更新時刻を表示する
検索して見つけた数字が古いのか新しいのか分からないと、利用者は混乱します。最終更新時刻が見えると、データが古い問題と検索の問題を切り分けやすくなります。
検索が遅い、候補が出ないときのよくある原因
検索機能の相談で多いのは、「検索ボックスはあるが、遅い」「候補が出ない」「期待した文字で引っかからない」です。原因は大きく分けて次の系統に寄ります。
候補取得自体が重い
候補の一覧を出すために裏側で処理が走り、そこで詰まっている状態です。候補が多すぎる列、ユニーク値が多すぎる列、DirectQuery で都度問い合わせが走る設計などで起きやすいです。対策としては、検索対象列をディメンションに寄せる、候補数を減らせる絞り込み導線を作る、モデルから不要列を削る、といった「検索の前段」を軽くすることが効きます。
表記ゆれで一致しない
全角半角、スペース、記号、略称、旧名称などが混ざると、利用者が入れる文字と一致しません。検索の問題に見えて、データ品質の問題であることが多いです。表示名の正規化や別名列の用意などで改善しやすいです。
検索の対象列が適切でない
たとえば「顧客名」ではなく「顧客ID」を表示してしまうと、検索はできても使えません。逆に「顧客名が長すぎる」「似た名前が多い」なら、コードと名称を併記した方が探しやすくなります。検索で使われる列は、ユーザーが思い浮かべる文字に寄せるのが基本です。
使い手にとっての最短操作を作ると、検索機能の価値が上がる
検索機能は、単体では便利な部品です。でも実務では、「検索して見つけたあと、どこを見ればいいか」までがセットです。検索がうまくいっても、その後に複雑なスライサー操作やページ移動が必要だと、結局使われなくなります。
おすすめは、利用者の行動を1本の道にすることです。
・まず検索(または前段の絞り込み)で対象を決める
・次に概要指標を見る
・必要なら内訳を見る
・必要なら明細に降りる
この流れができると、レポートの説明コストが下がり、問い合わせも減り、検索機能が活きます。逆に、どこから触っても同じように見えるレポートは、検索があっても迷いが残ります。
まとめ
Power BI の検索機能は、スライサー検索、フィルター検索、フィールド検索、Q&A、サービス上のコンテンツ検索など、複数の入口があります。どれも「探す時間を減らす」ためのものですが、本当に効かせるには、検索機能だけでなく、探しやすいデータと探しやすいレポート設計が必要です。
候補が多いものは検索前提にし、前段の絞り込みで候補を減らし、検索後に迷わない導線を作る。これだけで、利用者の操作は短くなり、レポートは定着しやすくなります。検索は、うまく組み込むほど、レポートの価値を底上げしてくれる機能です。
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