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Power BIで「内側と外側のリングを使って、集計の粒度が違う内訳を同時に見せたい」という場面はよくあります。たとえば、内側で「地域別の売上構成」、外側で「地域×商品カテゴリ別の売上構成」を一目で把握したい、といったケースです。ここで役立つのが power bi 二重円グラフ です。
ただし、二重円グラフは便利な反面、作り方を間違えると「色が多すぎて読めない」「ラベルが溢れて崩れる」「フィルターで内側と外側の整合が取れない」といった事故が起きやすい可視化でもあります。この記事では、Power BIで二重円グラフを実現する代表的なやり方を、運用目線でわかりやすく整理します。あわせて、見やすくする設計のコツ、よくある詰まりポイント、代替案までまとめます。
二重円グラフが向いている状況/向いていない状況
二重円グラフが刺さるのは、次の条件が揃っているときです。
・内側(上位)と外側(下位)で、階層関係がはっきりしている(例:地域→都道府県、カテゴリ→サブカテゴリ)
・外側の区分数が多すぎない(目安:10〜15を超えると急に読みにくい)
・「厳密な比較」より「構成比の雰囲気をつかむ」ことが目的
・一枚のビジュアルで、上位と下位の関係を直感的に伝えたい
逆に、次の目的には不向きです。
・僅差の比較(2〜3%差)を正確に読ませたい
・カテゴリが多い(20、30…)/ラベルを全部出したい
・時系列で推移を見たい(折れ線や棒の方が強い)
・並び替えやランキングを強調したい(棒グラフの方が強い)
「二重円グラフにしたい」ではなく、「誰が何を判断するための図か」を先に決めると、作り直しが減ります。
下準備:データモデルを整えると失敗が減る
power bi 二重円グラフ は、見た目の工夫より、データモデルとメジャー設計で差が出ます。最低限、次を揃えると安定します。
事実テーブル(売上など)とディメンション(地域、カテゴリなど)を分ける
・FactSales(売上明細)
・DimRegion(地域)
・DimProduct(商品カテゴリ)
・DimDate(日付)
いわゆるスター型(Star Schema)に近い形の方が、フィルターの効き方が素直になります。
売上などの基本メジャーを1本作る
例:
Sales = SUM(FactSales[Amount])
構成比(%)を出すなら、分母の定義を先に決める
「選択中の条件の中での比率」なのか、「全体比」なのかでDAXが変わります。たとえばレポート上のスライサー(年、部門など)は反映しつつ、特定ディメンションだけ外したいことがあります。
例:選択中(ALLSELECTED)を基準にした構成比の考え方
・Sales %(全選択の中での比率)
SalesPct =
DIVIDE(
[Sales],
CALCULATE([Sales], ALLSELECTED())
)
現場では「外側はカテゴリ内の比率にしたい」「内側は全体比にしたい」など要件が割れます。最初に“分母のルール”を書き出しておくと、後で揉めにくいです。
方法1:カスタムビジュアルで二重円グラフを作る(最短・おすすめ)
一番シンプルなのは、二重(または階層)ドーナツに対応したカスタムビジュアルを使う方法です。標準のドーナツは「リングが1本」なので、リングが2本必要ならカスタムの方が早いです。
手順の流れ(考え方)
・外側リング:下位カテゴリ(例:商品サブカテゴリ)
・内側リング:上位カテゴリ(例:商品カテゴリ)
・値:売上メジャー(例:[Sales])
設定のコツ
・外側リングに入れる区分数を制限する(Top Nや「その他」まとめが効く)
・ラベルは全部出そうとしない(ツールチップ中心にして、ラベルは上位のみなど)
・色のルールを固定する(カテゴリの色が毎回変わると比較ができない)
・内側と外側の凡例の出し方を決める(凡例が2段になって読みにくくなりがち)
運用面の注意
・カスタムビジュアルは組織の管理ポリシー(許可・禁止)に影響されることがある
・更新や互換性の影響で、急に表示が崩れるリスクがゼロではない
この2点が気になる場合は、次の「標準機能だけで擬似的に作る」方法も押さえておくと安心です。
方法2:標準のドーナツを2つ重ねて擬似的に二重円グラフを作る(管理が堅い環境向け)
カスタムビジュアルが使えない環境でも、標準ドーナツを2枚重ねることで「見た目としての二重円グラフ」を作れます。やっていることは単純で、内側用と外側用のドーナツを別々に作って、位置とサイズを揃えるだけです。
作り方の手順(実務で崩れにくい順)
1つ目:外側リング用ドーナツを作る
・凡例:下位カテゴリ(例:サブカテゴリ)
・値:[Sales]
・ラベルは控えめ(可能ならオフ、またはパーセントのみ)
2つ目:内側リング用ドーナツを作る
・凡例:上位カテゴリ(例:カテゴリ)
・値:[Sales]
・外側より小さくする(内側に収まるサイズ)
3つ目:2つを同じ位置に重ねる
・ビジュアルの背景を透明にする(背景が塗りつぶしだと重ねた時に四角が見える)
・枠線や影もオフにする
・「表示」→「選択ウィンドウ」で前後関係を固定(内側を手前に)
4つ目:クリック時の挙動を整える
重ねると「どちらをクリックしているか」でクロスフィルターが変わり、ユーザーが混乱することがあります。対策は次のどれかです。
・内側の方は「編集相互作用」で他のビジュアルへの影響をオフにする
・または、内側は“概要表示専用”としてツールチップのみ提供する
・あるいは、ボタン+ブックマークで「内訳の見方」を切り替える(内側中心/外側中心)
この方法の強み
・追加のビジュアル導入が不要
・社内ガバナンスが厳しくても通りやすい
・見た目をかなり自由に調整できる
弱み
・完全な二重リングではなく「2枚の図の重ね合わせ」なので、操作性の設計を誤ると使いにくい
・レスポンシブ(画面サイズ変更)で位置ズレが起きる可能性がある
ズレ対策としては、ページサイズを固定し、コンテナ(グループ化)でまとめ、余白を揃えるのが効果的です。
方法3:Denebなどで本物の二重円グラフを描く(表現の自由度が必要なとき)
「リングの太さを厳密に制御したい」「内側はカテゴリ、外側はカテゴリ×サブカテゴリ、さらにラベルの出し分けもしたい」など、見た目の要件が強いときは、Vega-Lite系のカスタム描画が向きます。難易度は上がりますが、できることは増えます。
実務的な使い分けの目安
・まずは方法1(カスタムビジュアル)で要件を満たせるか確認
・ガバナンスや互換性がネックなら方法2(重ねる)
・表現要件が厳密で、ルック&フィールを統一したいなら方法3
見やすくするデザインのコツ(ここが一番効く)
power bi 二重円グラフ は作れたとしても、見やすくできるかが勝負です。次を守るだけで読みやすさが段違いになります。
外側のカテゴリ数を絞る
外側が細切れだと、どんなに頑張っても読めません。
・Top Nで上位だけ表示し、残りは「その他」にまとめる
・または、外側は“主要カテゴリのみ”、詳細は別の表や棒グラフで補完
ラベルは「全部出さない」設計にする
おすすめはこのどれかです。
・内側だけラベルを表示(上位は少ないので読める)
・外側はラベルなしで、ツールチップで補完
・外側は割合だけ、名称は凡例に寄せる(ただし凡例が長くなる場合は注意)
色の意味を固定する
・上位カテゴリ(内側)の色を固定
・外側は上位色の濃淡で派生させる、または同系統の色に寄せる
色が毎回シャッフルされると、前月比較や別ページ比較ができなくなります。
並び順を決める
円グラフは並び順がバラつくと比較しづらいです。
・売上降順で固定
・またはカテゴリの順序列(Sort by column)を用意して固定
これで「いつも同じ位置に同じカテゴリ」が置かれ、認知負荷が下がります。
タイトルで“何の比率か”を明記する
たとえば「売上構成比」なのか「粗利構成比」なのかで読みが変わります。
同じ二重円でも、指標が変わると意味は別物なので、タイトルで迷わせないのが重要です。
インタラクション設計:クリックさせるなら、目的を1つに絞る
二重円グラフは操作できると便利ですが、操作が増えるほど混乱も増えます。おすすめの設計は次のいずれかです。
・用途A:全体像の把握(基本は眺める、詳細はホバーでツールチップ)
・用途B:上位を選んで下位を絞る(内側クリックで外側と他ビジュアルが絞られる)
・用途C:外側クリックで明細表に飛ばす(ドリルスルーで詳細ページへ)
「内側クリックは上位フィルター、外側クリックは明細」というように、役割を分けると使い手が迷いません。
よくある詰まりポイントと対処
ラベルが重なって読めない
対処:外側ラベルをやめてツールチップ中心にする/Top N+その他/ページを拡大
内側と外側の合計が合わないように見える
原因:フィルターや分母(%)の定義が内外で一致していない
対処:内外で同じメジャーを使う、%メジャーの分母の考え方を統一する
クリックすると意図せず他の図が消える
対処:「編集相互作用」で影響先を限定する/ブックマークで切替UIにする
カテゴリの順番がページごとに変わる
対処:並び順列を用意してSort by column/メジャーでランクを作り固定
二重円グラフの代替案(判断を速くする図)
二重円グラフは見栄えが良い一方、比較の精度は高くありません。目的が「比較」「差分」「ランキング」寄りなら、次の方が伝わりやすいことが多いです。
・100%積み上げ棒グラフ:構成比の比較に強い
・ツリーマップ:階層と規模感を同時に見やすい(ただし小項目は潰れやすい)
・棒グラフ+ドリルダウン:上位→下位の分析に強い
・マトリクス(表)+条件付き書式:正確さ重視の現場向け
「power bi 二重円グラフ にしたい」より、「相手が1秒で判断できる形はどれか」で選ぶのが最終的に勝ちます。
実務で使えるチェックリスト
最後に、作った二重円グラフを公開する前に、最低限ここだけ確認すると事故が減ります。
・外側カテゴリは多すぎない(上位+その他になっている)
・内側と外側で、数値(合計)が直感に反していない
・構成比の分母が、レポートの意図と一致している
・色が固定され、同じカテゴリが毎回同じ色になっている
・クリック時の挙動が説明なしでも理解できる
・小さい画面(ノートPC)でもラベルが破綻しない
・詳細は別ビジュアル(表、棒)で補完できている
まとめると、power bi 二重円グラフ をうまく使うコツは「作り方」より「カテゴリ数の制御」「ラベル設計」「色と順序の固定」「クリック挙動の目的を絞る」の4点です。見た目に引っ張られず、判断が速くなる形に寄せて作ると、レポート全体の説得力が一段上がります。
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