power bi キャッシュクリアで直る症状・直らない症状と、DesktopとService別の確実な手順

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Power BIを使っていて「更新したはずなのに表示が変わらない」「同じ操作なのに急に重い」「プレビューだけ古い」「フィルターを変えるとおかしな結果になる」など、納得できない挙動に遭遇することがあります。こういうとき、対処として候補に上がりやすいのが power bi キャッシュクリア です。

ただし、キャッシュを消すだけで解決するケースもあれば、消しても意味がないケースもあります。むしろ「キャッシュを消せばデータが最新になる」と誤解すると、原因の切り分けが遠回りになりがちです。

この記事では、まず“何が起きているか”を見分ける視点を整理したうえで、Power BI Desktop/Power BI Service(ブラウザ)/モバイルのそれぞれで、現場で困りがちな症状に効く手順をまとめます。手順はなるべく安全側(壊しにくい順)に並べています。

先に切り分ける:今の困りごとは「古いデータ」か「重さ」か

同じ「おかしい」でも、対処が変わります。最初にこの2つを分けるだけで、無駄な作業が減ります。

古いデータっぽい症状の例
・元データ(ExcelやDB)を更新したのに、レポートが変わらない
・Power BI Serviceで見ている数字が昨日のまま
・リフレッシュは成功している表示なのに、なぜか反映されない
・特定のユーザーだけ古い表示のまま

重さ・不安定っぽい症状の例
・レポートを開くのが遅い/操作の反応が遅い
・同じ操作でも速い時と遅い時がある
・Desktopが急にメモリを食って固まる
・ビジュアルの読み込みが終わらない、もしくはぐるぐるが長い

古いデータの場合、キャッシュクリアが効くこともありますが、まず「データセットが更新されていない」「別のデータセットを見ている」「更新は成功していても対象範囲が違う」などの可能性の方が多いです。逆に、重い場合は、キャッシュクリアで一時的に改善しても根本解決にならないことがよくあります。

「キャッシュ」と言っても種類がある

Power BIの体感に影響する“溜まりもの”はいくつかあります。どれを消すかで結果が変わります。

Desktop側で効きやすいもの
・データ読み込み時の一時データ(プレビューや変換の途中結果)
・ローカルのAnalysis Services作業領域(裏側のワークスペース)
・接続情報やアクセス許可情報(再認証が必要になることがある)

Service(ブラウザ)側で効きやすいもの
・ブラウザのキャッシュ、Cookie、サイトデータ
・画面描画やクエリ結果の一時保持(環境や設定によって挙動が変わる)

ここで重要なのは、キャッシュを消しても「データセットそのもの」が更新されるわけではないことです。データを最新にするには、基本的にデータセットの更新(リフレッシュ)が必要です。キャッシュクリアは、表示や一時保持が原因のときに効く、という立ち位置です。

まずやるべき確認:本当に“最新データ”が届いているか

キャッシュを消す前に、手戻りを減らすための確認ポイントをまとめます。ここは短時間でできます。

  1. Power BI Serviceで「データセットの最終更新時刻」を見る
    数字が古いなら、まず更新時刻が古い可能性が高いです。レポート側をいくら再読み込みしても最新にはなりません。

  2. 更新は成功しているか、失敗しているか
    失敗していると、古い状態が残ります。「失敗していないか」を先に確認します。

  3. 見ているレポートが、意図したデータセットにつながっているか
    似た名前のデータセットや、コピーされたレポートが別データセットを参照しているケースがあります。「更新したのに変わらない」の典型です。

  4. データソースがOneDrive/SharePoint/ローカルファイルの場合、更新元のファイル自体が最新か
    ファイルの差し替えや同期が遅れていると、Power BI側の更新が成功しても中身が変わっていないことがあります。

ここまで確認して「更新自体はできていて、なのに表示だけ変」となったときに、キャッシュクリアが本命になります。

Power BI Desktopでの power bi キャッシュクリア 手順(安全順)

Desktopはローカルでいろいろ溜まりやすいので、効き目が出やすいです。まずは軽い手順から順に試すのがおすすめです。

手順1:いったんPower BI Desktopを完全に閉じる

キャッシュや作業領域は、起動中にロックされていることがあります。まず保存して閉じます。タスクマネージャーで Power BI Desktop が残っていないかも確認できると確実です。

手順2:Desktopの設定画面からキャッシュをクリアする

Desktopには、データ読み込み関連のキャッシュを消すための操作があります。画面内の「オプション」から「データ読み込み」に関連する項目を探し、キャッシュクリアを実行します。

ここで起きること
・プレビューや一時データが消えるため、次回の読み込みがやり直しになる
・一時的に動作が軽くなることがある
・消した直後は、再計算や再読み込みで少し時間がかかることがある

効きやすい症状
・Power Queryのプレビューが変
・変換の途中から挙動がおかしい
・小さな修正を繰り返したあとに重い

手順3:接続の権限情報を整理する(必要なときだけ)

「更新に成功しているはずなのに一部だけ変」「特定のデータソースだけおかしい」場合、権限情報が絡むことがあります。

・データソースの設定を見直す
・アクセス許可の情報を整理する
・必要なら再認証する

注意点
・この手順をやると、次回更新時に再ログインが必要になることがあります。
・組織アカウントの多要素認証がある環境では、再認証が発生します。

手順4:ローカルの作業領域(ワークスペース)を削除して“まっさらに”する

ここは効果が大きい反面、少しだけ慎重に扱う領域です。Desktopは裏側でローカルに作業用フォルダを作り、そこにデータモデルや一時ファイルを置きます。これが壊れたり肥大化すると、起動が遅い、開くだけで重い、謎のエラーが出る、などが起きます。

やり方の考え方
・Desktopを完全に終了する
・ローカルユーザープロファイル配下にある Power BI Desktop の作業領域フォルダを削除する(または退避してから削除する)
・起動して同じpbixを開き直す

注意点
・削除すると、次回起動時に作業領域が再生成されます。
・pbixそのものは消えませんが、念のため事前にバックアップしておくと安心です。
・環境によりフォルダ名や場所が微妙に違うことがあります。見つからない場合は「Power BI Desktop 作業フォルダ」「AnalysisServicesWorkspaces」といった名前のフォルダを探すイメージです。

効きやすい症状
・Desktopの起動が異常に遅い
・特定のpbixだけ開くと固まる
・更新の途中でクラッシュしやすい
・以前は動いていたのに突然不安定になった

手順5:それでもだめなら、原因はキャッシュ以外の可能性が高い

キャッシュを消しても改善しない場合は、次が原因になりがちです。

・データモデルが重い(列が多い、文字列が多い、ユニーク値が多い)
・Power Queryの変換が重い(結合や行単位処理が多い)
・メジャーが重い(反復計算、DISTINCTCOUNTの多用など)
・ビジュアルが多い、相互作用が多い(操作のたびにクエリが増える)
・DirectQueryでDB側が遅い(DB、ネットワーク、ゲートウェイ)

この場合は、キャッシュクリアではなく、設計・性能改善の出番です。

Power BI Service(ブラウザ)での power bi キャッシュクリア 手順

Service側は「明確なキャッシュ削除ボタン」があるというより、ブラウザの状態をリセットして表示の不整合を消す、という方向になります。ユーザー影響が少ない順に並べます。

手順1:レポート画面の更新を使う

まずはレポート右上の更新操作で、ビジュアルを再読み込みします。単純な表示の取り違えならこれで直ることがあります。

手順2:ハードリロード(強制再読み込み)をする

ブラウザの通常更新だと、キャッシュが残っていることがあります。強制的に読み直す操作を試します。

効きやすい症状
・自分のブラウザだけ表示が古い
・同僚の画面では新しいのに自分だけ違う
・見た目(フィルター状態、表示形式)が変

手順3:プライベートウィンドウで開く

Cookieや拡張機能、サイトデータの影響を切り分けるのに効きます。プライベートで開いて正常なら、通常ブラウザ側のキャッシュや拡張機能が原因の可能性が上がります。

手順4:サイトデータ(Cookieやキャッシュ)を対象ドメインだけ消す

ブラウザ全体の履歴を消すと影響が大きいので、まずはPower BIのサイトデータだけを消すのが現実的です。

注意点
・サインイン状態がリセットされることがあります。
・組織のセキュリティポリシーにより操作が制限されている場合があります。

手順5:本当に古いデータなのか再確認する

Service側で“見た目”が直っても数字が変わらないなら、次を疑います。

・データセット更新が走っていない、もしくは更新対象範囲が期待と違う
・インクリメンタル更新で「直近だけ」更新されている(過去分が変わらないのは仕様)
・OneDrive/SharePointファイルの反映が遅れている
・DirectQueryでDB側のデータがまだ更新されていない

つまり、Service側のキャッシュを疑うより、データ更新の設計を疑うフェーズです。

Power BI Mobile(スマホアプリ)での対処

モバイルアプリでも「表示が古い」「レポートが変」ということがあります。アプリ側はブラウザとは違うキャッシュの持ち方をするので、次の順で試すと切り分けやすいです。

・アプリを完全に終了して再起動する
・別のネットワーク(Wi‑Fi/モバイル回線)で開いてみる
・端末側のアプリ設定からキャッシュを削除する(可能な端末の場合)
・最終手段としてアプリを再インストールする

特に「アプリだけ挙動が変」で、ブラウザでは正常な場合、アプリのキャッシュやログイン状態が原因のことがあります。

「キャッシュクリアしても直らない」代表例と、次に見るべき場所

power bi キャッシュクリア は万能ではありません。よくある“直らないパターン”と、次の一手をまとめます。

例1:更新したのに数字が変わらない

次に見るべきこと
・データセットの更新時刻と更新履歴
・更新元のデータが本当に変わっているか
・レポートが参照しているデータセットが合っているか
・更新対象範囲(インクリメンタル更新の期間など)

例2:DirectQueryで遅い/不安定

次に見るべきこと
・DB側の実行計画、インデックス、統計情報
・ゲートウェイの負荷、配置、ネットワーク遅延
・モデル設計(スター型、不要な双方向、多対多の乱用)
・ビジュアル数、相互作用、スライサーの重さ

例3:一部ユーザーだけ見え方が違う

次に見るべきこと
・行レベルセキュリティ(RLS)の設定
・権限(アプリ配布、ワークスペース権限、共有方法)
・ブラウザ拡張機能や企業プロキシの影響
・サイトデータの残り方

例4:Desktopで更新すると落ちる

次に見るべきこと
・Power Queryのステップが重すぎないか(結合の多段、行単位処理)
・取り込み列が多すぎないか(不要列削減)
・データ型の整合(文字列が多い、巨大テキスト列)
・計算列の作りすぎ(更新時の負荷が増える)

キャッシュを消して改善しない場合、設計や運用の見直しの方が効果が大きいことが多いです。

キャッシュクリアを“毎回の儀式”にしないための運用のコツ

最後に、キャッシュクリアに頼りすぎないための、現場向けの小さな工夫をまとめます。

・更新の責任点を決める
誰が、どのデータセットの更新を見て、失敗時にどう動くか。ここが曖昧だと「表示が古い→キャッシュクリア」となりがちです。

・「データが最新」かどうかをレポート内に表示する
最終更新日時をカードで出すだけで、切り分けが劇的に楽になります。古いなら更新、最新なら表示側(キャッシュやフィルター)を疑えるからです。

・本番と開発を分ける
開発中の不安定さを本番に持ち込まないだけで、キャッシュ起因の“よく分からない挙動”が減ります。

・重いページは分割する
折れ線や表を盛り込みすぎると、キャッシュ云々以前に処理が重くなります。概要と詳細を分け、必要なときだけ掘る導線にすると安定します。

まとめ

power bi キャッシュクリア は、表示の不整合や一時データの不調に効くことがある一方で、データが更新されていない問題や、モデル設計が重い問題には効きません。だからこそ、最初に「古いデータ」なのか「重さ・不安定」なのかを分けて、効く手順を選ぶのが近道です。

Desktopは、まず安全なキャッシュクリアから始めて、必要なら作業領域のリセットまで段階的に
Serviceは、更新・強制再読み込み・プライベートウィンドウ・サイトデータ削除で表示側を切り分ける
それでも直らないなら、更新設計・参照データセット・DirectQuery性能・モデル設計を疑う

この順で進めると、「とりあえずキャッシュクリア」から卒業しつつ、必要なときは確実に効かせられるようになります。

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